目が覚めて部屋のカーテンを開けると、世界は一晩で白く塗りつぶされたようだった。年末年始に雪国である実家に帰省した折には終ぞ見ることのなかった量の積雪が眼前にあって、ついうなだれてしまう。 雪の降らない土地を求めてこの街へと越してきた僕の目論…
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